関心空間の糞袋

関心空間から移行した内容(当時の不完全な記録)

生煮えの理屈

 連綿と続く争いの原動力は、復讐心だと思います。

 「ひとをのろわば、あなふたつ。」この諺、復讐は実行者の人生も失うよ(生きる意味が”相手の人生の否定を目的とする生き方”の殺伐とした有様は、QOLが高い、とはお世辞にも言えないでしょう)、と諫める意味で投げかける言葉でもあるな、と私は解釈しています。

 生きようとしていた人々が死んでいった時に残された人々が、彼らの代わりに生きようとする時の目的が、はてさて殺人の継続で良いものか?

 「私にとって身近な存在が殺された、それは私が受けた私の傷、だから相殺するべきだ」

 「私にとって身近な存在が殺された、私はその存在に成り代わった気持ちでその心境を想像したい、・・・私に何をしてほしいだろうか?」

なあんて考えながら電車通勤していた人がいたそうです。