関心空間の糞袋

関心空間から移行した内容(当時の不完全な記録)

おれはねこだぜ

・・・それは晩秋かはたまた初冬だろうか、すでに紅葉もだいぶん散った木立の斜面をぶらぶらと、午後の山から降りて来た猫ひとり。パイプなんか口にしちゃって独身貴族っぷりもすっかり板についてて悠然としたもんです。そんでこのダンディな男、『「今夜は久しぶりに、鯖でも喰うか。」』なあんて、ヒルメシもサバの食事だった(笑)くせに、『散歩のあいだじゅう、猫は、鯖のことを考えている』ってくらいに魚が大好き!

・・・オレ!それ、俺もだよ!いいよねえ塩サバの焼き魚!!パリパリの皮をちょっと突っついたらプチュッて弾けんばかりにアブラがしたたる絶妙の焼きかげんのソイツをさ、まずはこう、皮だけペロッと剥がして、その裏のアブラの旨味と表の塩味とパリパリの食感のハーモニーを口中で存分に、でそれでお椀のご飯、半分はいっちゃう。で次はね、あの血合いってあるじゃない青黒くなってるトコ、あそこだけ先に、尾のほうからつまんで引っぺがして、これまた濃厚な味わいを、そこのその部分だけでしっかりと堪能する。で、だ。そしたらもう頭に近いほうでしかも腹側なんかは、アブラがジュクジュクと溢れんばかりさあ。その塩とアブラの相乗効果、もうたまんねえ!どんどんメシのオカワリ持ってこい、だ!それでそうそうほかにも、シメサバはシメサバで、アブラと甘酢と汁気のまだまだ残ってるやわらか〜い身とのトリオがこれまたなんとも。バッテラも、そうそして味噌煮込みも、嗚呼...いや〜冬は脂の乗った魚の旨いこと美味いこと!!

・・・えー、なんか、おもいっきり脱線しておりましてスイマセン(苦笑)

ええとですね、氏の作といえば、参考画像のとおり、例の「100万回...」「おじさんの...」しか、この歳になるまで不覚にも存じ上げなかったのです。んが、先日、何気なく、帯同した子供らを呼びにいったついでに書店の児童向け書棚で、そのちょっと奇矯なタイトルに釣られて抜き出して開いてみたら、

ナニコレ凄い!

いや〜爆笑モンの面白さでした!!マンガチック、といってもいいくらいな表現方法。んでまた上記の2冊とは、まるっきり違うアプローチで、こりゃ。主人(猫)公の表情もギラギラしててサイコー!痛快、痛快!

(そしたら俄然、興味が湧いて本作を発表当時の他の著作も読んでみましたですが、これがまたなかなかブラックといおうかダウナーな内容で...だからそのぶん、こちらは爆裂しているのかも、とか思ったりしましたが)

とにかくこの猫くん、いいキャラしてます。オチが以前KWにした『ミノタウロスの皿』とかと共通の印象(「ちょ、おま、結局やっぱりwww」)を想起したりとか。タイトルにもなっているコトバ、誰(どの声優・俳優さん)がアテたらしっくりくるかなあ、なんてついつい考えてしまうくらいです。

皮肉のわかる(←サバの話じゃないですよ、ああいやまあソッチでもいいけど)中年以上の絵本好きに、激しくオススメいたしま〜す。

の画像

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