関心空間の糞袋

関心空間から移行した内容(当時の不完全な記録)

3:54 pm 『アーチ&シパック』感想

(2012.04.01.に後悔いや東海いや日本海いや韜晦しています)

その存在を、例の日本語のネットの批評家の批評で最も断言的なんじゃないか、っつうサイトでレビューの出るちょっと前に知ってから、どーしても「わざわざ映画館に行って観る価値が、オレにとっては、あるだろー」と思わせた映画。

(京都と大阪のあいだの某私鉄沿線の住民ですが)京都に来るのを待つよりも、大阪で観るほうが早い!のに、配給会社のブログで気がついて、十三の第七藝術劇場とやらゆうとこに行くことに。

歓楽街のドまんなかにある、てっぺんにボーリング場!がある飲食店街ビルの、そのボーリング場と同じ階にある、っつう凄いRichな劇場へ、「当日に上映予定のプログラム分の、すべての入場整理券を、当日の開館直後に配布する。ソレがないと、チケットを持っていても入場させない」っちゅうエラくハードルの高い完全入れ替え方式なシステム。なので、MAXに緊張して初見参の劇場へ向かいまひた...

・・・んで。栄えあるイッチバ〜ン!をGETして、ああやれやれ&苦笑(オレ、きょう全大阪でこのエーガの一番乗りかいな...)。しっかし上映開始が昼過ぎ!開館の今が10時過ぎ!帰りの電車の安売り切符でも探して買っとくべ〜、とウロつくが。結局一軒もチケットショップが見つからず。しょうがなく、ウチへのミヤゲの菓子でも、とあちこちウインドウショッピングして、飽きて公園で冷えたベンチで鳩の群れをボンヤリ20分くらい眺めて、戻る途中でドンキホーテとやらを発見して初めて入って時刻に間に合わなそうになって慌てて出て。

・・・開場時刻になって席に着いてしばらくして睥睨したが、7人くらいしか座っていなかった。...全大阪できょう観に来ているのは7人だけかよ!(爆苦笑)

以下、ポツポツと、箇条書き?みたいな感想を。

フレンチ?(キャラのタッチと声の可愛らしさが)

 (感情移入しにくいキャラクターデザインだった、萌えでは絶対にナイし、いわゆる漫符も非常に少ないし、日本語字幕だったので登場人物の誰のセリフか咄嗟に判別しにくく、それもあってのこと)

永井豪のマンガ?(あんまりまともに読んでいないが、デビルマンハレンチ学園のラストで、ボンボン登場人物が首や手足を飛ばされて死んでゆく場面描写を連想)

実はウンコの描写はナシ、せいぜい排便で便器に腰掛けるところ、まで。

暗転の多い進行。物語のテンポも「アクションシーン以外」、あんまり良くない展開。(「パンクロックの2枚組アルバム」、という例えを考えてみた)

バトル・アクションに恐ろしいほどの価値のある映画。

SF的な設定への重きの置き方とかはハッキリとは感じなかった。作品世界の普通の人への掘り下げもない。

たとえばもし、ブツ切りにして、テレビシリーズとして放映したらメリハリがつくのかな?物凄く力の入った(凝りに凝ったカメラアングルと執拗なまでの緻密な描き込み、という意味の)バトルシーンという山場がときどき出てくるようにストーリーが進むので、時間の長さを感じるときがある。(仮面ライダーのDVDにある添付特典映像の「バトルセレクション」みたいに、そこだけ抜いてまとめたのがちょっと観たいな、とかオイ)

細かいギャグというのかネタというのかツッコミどころというのか、お約束な描写をたくさん作ってあるので、ニコ○○動画とかで、皆でコメント付けまくりながら視聴したいところではある。←あれ、コレが本質?

そうそう、キャラの一人で、唾棄したくなるくらいキモウザい造形と人格描写のんが居るが、ここらは自嘲的批判精神が出てる、ような気がしないでもなかったり。

ラスト、なんだかエラく爽やかに終わらせやがって!(笑)とおもったら、ちゃんと後味のわる〜い結末がくっつけてあった(苦笑)

 (続編も作れそうな終わり方?ってゆうかとっくに今頃もうシコシコ作ってたりして...)

うーん、快作よりも怪作に寄っているカルト作?

うんそうそう、あと、子供とはいっしょに見れないなあ。人、殺し過ぎだから。

3:54 pm 『アーチ&シパック』感想の画像

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