私にとって
(なんかスイッチを押されたので、書いてしまいます)
布施 明。
その名を最初に憶えたのは、やっぱり例の超・著名な曲「シクラメンのかほり」の歌い手として。
まあ私が幼少のみぎり(未就学年齢から小学校低学年くらいと設定していただければ...)テレビで”懐メロ”(←歌謡曲らしい曲を好んで蒐集するようになった今では、こういう括りは大嫌いなのだが)としてよく流れていて、そして流れてくれば必ず親が口ずさんでいた曲だったから。
う~ん、実は曲としてはアノ曲は好きなほうではなかった、コドモは悲しい調子のメロディーやゆっくりとしたテンポよりも反対の要素を好むから、だったからかもしれない。
(ヘタだとは思わなかった、ということはコドモゴコロにも上手いとは認識していたのか、と。)
・・・で。永らく、その程度の印象で、・・・あっそうだそうだ、早熟カメラ(はとても買えないから、ただ憧れているだけの)小僧としては、某国産最大手フィルム会社謹製のカメラのCMに出てたのにも強い印象を受けてた、「国際結婚!」な当時の奥サマといっしょに。(カメラとしては、チョイとショボかったのだ、なぜなら件の機種はピント合わせが未だ手動式だったから。その後の機種で、ようやっとそれも自動化されましたが。・・・画像が年季の入ったヤツのソレなのは、何を隠そう私が当時もらった時からずっと持ち歩いている物だから、って外観デザインは好みなカメラだったです、グリップとかシャッターボタンまわりのレバーとか)
ああ、カメラのCMに出演のあとには、クルマのCMソングを歌ってて、その歌詞の一部の語句が「耳慣れない」「意味がわからない用法だ」とか難癖つけられて話題になったこともあったですなぁ・・・。
ほかには。・・・まったくカンケーない草刈正雄さんの姿をテレビで観て布施さんを思い出したり、その逆だったり。(つまり似たよなハンサム顔の芸能人だな、くらいの...)
で、そこからさらに時代は移り、流れて。(途中にウチの愚息の写っている画像の時期(2000年くらいかな)をはさんで)
数年前の年末に帰省先で珍しくも紅白歌合戦を観る機会があり、そこで歌っている曲とパワフルな歌唱に、一発で今までの印象を良い意味で覆されたのだった。
その曲こそ、「君は薔薇より美しい」である!
・・・和製AORといおうか、シティポップスの範疇にも入れようか、とにかくセンスいい楽曲・編曲、そして圧倒的な声量と曲中で決して声が裏返らない正確な音程!知らなかったー、損したー、な瞬間であった。で、なぜか審査員席にいた三谷幸喜さん監督の映画「ラヂオの時間」を知り、借りてきて鑑賞し、その役どころの、調子ばっかり良くって勝手気ままで厭味でしょうがないヤツ、な重役っぷりに爆笑させてもらったり。
そこからは、なぜか仮面ライダーのエンディングテーマを歌うことになり、そしてまさかの出演、そしてついに主題歌の歌唱、そして大ヒット!!・・・この番組は愚息よりも真面目に視聴してました、ハイ。