瞬きのソーニャ 弓月 光
生体実験で殺人兵器として生まれた、超カワイイ(ハイここ試験に出ます最重要)女の子の薄幸な運命の物語。それをあの、
びっくりした。いきなりだった。何の前兆も無く、2009年の4月に忽然と、とある隔週発売のマンガ誌に、このまま連綿と続くのではないかと思わせるスクリューボール・コメディを描いている作者の全く異なる内容の作品が掲載されているのに出遭ったときの印象は。
・・・ってくらい、衝撃でしたよ、しかし同時に、これがいったい続くのかどうか、半信半疑な気持ちもしました、例にあげた作の印象がやっぱりあまりにも大きかったし、ワタシが作者を知ったときのコレとコレもやっぱりそんな「おマセな小・中学生のオトコのコたち、大コーフン!!」(失礼!)な作風で、もうずうぅぅぅっと、そういうジャンルの方であろう、って・・・。(あくまで勝手な印象ですよ〜!!!)
以後。ほとんど半年に一回分、ってな近年ホントに稀にみる、しかし忘れ去られないほどには、なペースで連載されて、このほどやっと第一巻が上梓されましたよ!
・・・読んで一息ついて想ったのですが、幼児少年青年期からマンガ読んできた身にとって、アノ人がああなってこうなって、んで今こうなってんのか〜って感慨、ありますよねずっとマンガに接してると。
例えばとり・みきの『冷食捜査官』。
そして島本和彦の『アオイホノオ』。
そしてそして、新谷かおるの『クリスティ・ハイテンション』!
・・・えーと、ナニが言いたいかってえと、ヴェテランの円熟味、とはこーゆーことかいな!!うう〜んデリシャス!!・・・ってことですハイ。(同時に、ナゼか凄く生きてて嬉しい...)
ああああ、肝心なコトを記し忘れておりました、
めっちゃメチャ面白いですよ、これは!!!
(お色気コメディーじゃナイけどな!)